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ラボ広報担当の備忘録

メディアフォースラボ広報担当の滝川陽一です。技術関連ブックマーク、広報などなど書いていきます。
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2010-04-27

ビジネス書を片手に甲子園を目指せ!「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」  ~2010/04/19の社内メールマガジン編集後記から~

09:50

 ビジネスマンであれば、まさか「ピーター・フェルナンド・ドラッガー」をご存じない方はいないとは思います。経営学巨人と呼ばれる人ですね。


 ドラッガーは1909年オーストリアに生まれます。新聞記者・法学博士としてヒトラーらにインタビューを行う等精力的に活動していましたが、第二次大戦の中、英国を経て米国に移住しました。図らずも古い19世紀的欧州の社会原理の崩壊と20世紀的資本主義誕生の両方に触れた彼は、新しい社会原理の解明を自らの使命として研究に没頭します。主に企業・経済・社会といった、人間によって作られた環境の中で、人間がどう考えて行動するかに注目し、経済や企業経営に関する著書を多数執筆しました。組織運営のノウハウの重要性を初めて世に知らしめた人物で「マネジメントの父」とも呼ばれましたが、彼の思想はビジネスに閉じたものではなく、人が生きる上での指針になる内容も非常に多い為、著書の一説が名言・格言として多く活用されるなど、2005年に95歳で永眠した後も多くの人に影響を与え続けています。


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言 | ダイヤモンド・オンライン

ほぼ日刊イトイ新聞 - はじめてのドラッカー


 このドラッガーですが、最近一冊の本がベストセラー化して非常に話題になっています。


ページが見つかりません | 週刊ダイヤモンド


 都立進学校に通う川島みなみ(高二)は、病弱の親友に代わり野球部のマネージャを務めることになりました。弱小野球部に途方にくれた彼女は、書店で偶然見つけたドラッガーの「マネジメント」に藁にもすがる思いで飛びつきます。同書にある「マネージャ」とは企業におけるマネジメント層、つまり経営者を指し、当然野球部のマネージャではありません。そこには野球の事は一言も書かれてないのですが、みなみは自らの直感を信じ、本に書かれた内容を一つ一つ野球部に置き換えて実践し、仲間達と協力しながら甲子園を目指す…、というのがあらすじです。


 元々この話は、著者の岩崎夏海氏のblogに書かれた原稿用紙数枚分のものでした。ブックマーク数をご覧になれば分かる通り、公開当時非常に注目され、それが出版社の目に留まり大幅加筆して書籍化されたようです。


ハックルベリーに会いに行く


 上記エントリーを読めば、書籍にどんな内容が書かれているか感覚が掴めると思います。ドラッガーの著書は本を読み慣れない人には難しいですが、それが非常に分かりやすく噛み砕いて書かれています。

 表紙こそ女子高生のイラストが書かれたいわゆる萌え系の書籍を彷彿とさせますが、中身は立派なビジネス書です。かなり厚めの本ですが、読み易いので数時間もあれば完読できるはず。初心者にも非常に理解し易く、つい夢中になって読める話が展開されます。


 表紙や厚さで敬遠しては勿体無い良書です。GWに是非ともお試し下さい。


トピック解説「BRM」

| 09:43

 BRMとは「業務ルール管理(Business Rule Management)」を表しますが、一般的には「BRMS(業務ルール管理システム)」と用語的には用いられます。業務ルールの部分をシステム本体から切り離して、業務上の規則や条件、経験則に基づく対処パターンを登録し、その組み合わせから複雑な業務判断を自動的に行うシステムを指します。


 通常の業務アプリケーションの場合、業務ルールはアプリケーション本体と一体化している場合が殆どです。


 例えば自動車保険見積を想定した場合ですと、「サンデードライバーなら○○○円、ゴールド免許なら○○○円、車種ランクが△なら○○○円…」というように、分岐のルールを定めたものをハードコーディングアプリケーションに組み込んでいくのがこれまでの開発の手法です。この場合、運用途中で業務ルールに変更があると、それをシステムに反映させるにはかなりの手間と時間が必要でした。


 それに対してBRMSでは、この業務ルールを完全に分離し、ユーザーが自らの手で自由に設定・変更する事が可能です。自然言語でルールの設定・変更が出来、矛盾したルールを排除する仕組みを持つなど、専門家でなくても運用でき、業務要求に迅速に対応できるのが最大の強みです。


 BRMSは、ルールを格納するナレッジベースと、ルールから判断を導き出す推論エンジン(ルール実行エンジン)などから構成されます。原理的にはエキスパートシステム(特定分野の専門知識を体系的に蓄積して推論規則を適用することで未知の判断や知見を導き出すシステム、1960年代後半に誕生)と同じものですが、BRMSの場合、ルールそのものは比較的単純で定型的ながら組み合わせが膨大なために複雑となる判断に用いられます。


 先日紹介したBPMとややその性質は似ていますが、BPMが業務プロセスを管理するのに対して、BRMSはその個々のプロセスの中の細かなルールを定めていくもの、と定義することができます。BRMS単体ではなくBPMと融合した形で提供される場合が多くあります。


 BRMSツールとしては、米国IBM社「ILOG JRules」、同Red Hat社「JBoss Enterprise BRMS」などがあります。

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